「誰とやるか」を大切に。 仲間と共に「RRJらしい」 会社であり続けること。

RRJグループ代表

橋満 克文

Interview

03

RRJらしさ

RRJらしさについて伺えればと思います。人間関係の話もまさにその一つだと思うんですけど、システム会社として経営していくことと、RRJらしさを保つこと。その両立を、会長はどう考えてきたのでしょうか。

事業的なRRJらしさで言うと、「やりたいことをなるべくやろう」という姿勢を持ち続けています。 基盤はもちろん仕事ですし、事業は時代によって変わると思います。

僕は「ここから50年」と言っているから、50年後にはまったく違う業種・業態になっている可能性もある。 ただ、「これがやりたい、あれがやりたい」という人がいたら、そのやりたいことを止めない。これは必ず続けたいと思っています。

「止めない」というのが、RRJらしさの核なんですね。

はい。うちはシステム開発会社と言いながら、グッズを作ったり、オーディオブックを作ったりということをやってきました。 最初は泣かず飛ばずの時代が必ずある。だけど、それを乗り越えて10年かけて事業を育てて収益化していく。うちは中小企業ですから、そこを我慢して続けられるかどうかが結構な勝負なんです。

とにかく、誰かが「やりたい」と言ったことを簡単には止めない。 今ようやく、いろんな人が自分の「好き」や関心を起点に、やりたいことを言ってくれるようになっています。

会社への貢献を考えたとき、システム開発会社だから開発スキルで、デザイナーだからデザインスキルで、というように、わかりやすいスキルを軸に語ることが多い。 でも、僕らはそうじゃないよね、と。可能性を広げる行動をすることが、とても大事なことだと思っています。

「あれやりたいね、これやりたいね」とうっすら言うのは誰でもできる。 でも、好きなことをちゃんと核にして、やりたいことを広げていく。それがすごく大事。

たしかに、RRJには「好き」を突き詰めている人が多いですね。

うちには「生き字引」と言われるような、コンテンツに詳しい人たちがたくさんいるじゃないですか。 たとえば、銀河英雄伝説。もちろん僕が好きだというのもあるけど。IP以外にも、2026年は全日本プロレスの年間スポンサー契約も結ばせていただいていますし。

そういう嗜好がコアになって事業を展開していく。やりたいことをなるべく止めないようにやってきました。 お客さんありきのときはなかなか難しいこともありますけど、「じゃあどうやったらできるか、自分たちの体力でできるか」を考える。好きを追うことをずっとやってきた、というのがまずRRJの事業としてのRRJらしさです。

「好き」と言いやすい空気感を作るのが、すごく大事なんですね。

そう思います。 組織としてのRRJらしさで言うと、適切な人間関係はもちろんあるし、「丁寧にみんなで接しておこう」という空気もある。 でも、それ以上に、みんながそれぞれコミュニケーションをちゃんと考えながら取ってくれている、というのが、僕が客観的に見て思っているところです。

仕事としてのコミュニケーションも、きちんと取る。 その基盤のなかで、みんなが「仕事をベースにして集まっているんだ」という意識を持っている。 多分、そこが大事だなと。

確かにRRJには「仕事をベースに集まっている」という意識を感じます。

会社員時代、取引先に10人ほどの会社がありました。 社員は「この会社が好き」と言っていたけれど、実際にはキャッシュフローが回っておらず、1年以内に倒産してしまった。 社長に向かって「好き」と言っているだけの状態って、非常に危ういなと。

だから僕は、RRJらしさを語るとき、このエピソードとともに「あくまでも、仕事が基軸で動いているんだよ」という話をします。 仲がいいとか、好きだというだけでやってしまうと、事業として成り立たない。「サークルでいいじゃん」という話になってくる。

仮にみんなから「会長のことが好きです」と言ってもらえたとして——言われているわけじゃないですけど(笑)——「じゃあそんなに好きなら、僕は給料を払わなくていいよね」と。

それは困ります(笑)

そうですよね(笑)だから、基軸は仕事なんです。 給料を払うという責任を僕が果たして、そのバランスのなかで「いい会社だ」「信頼しています」と言ってもらえるのは、もちろん嬉しい。 でも、それは仕事としての関係値があってこそです。

役割分担をしながら、仕事としての責任を果たす。 法律的な対応や、お客さんへの大きなクレーム対応・謝罪対応は、役員が担うこともありますが、基本的には僕がやらないといけない。 それぞれの部門が職責を持ちながら、適切な距離感のなかで同じ時間を共有している。それが、組織として大切にしてきた空気なのかなと思います。

今までのお話、とても一貫していますね。 人との距離感を大切にする姿勢が、RRJが続いてきた理由であり、RRJらしさでもあるのですね。 会長が一人ひとりの「好き」を尊重してくださっていることを、日々感じています。 私自身も、RRJの業務として写真を撮影する機会をいただくなかで、好きなことが仕事につながっていくありがたさを感じています。 今回のインタビューでは、事業や案件の話が中心になるかと思っていたのですが、ずっと「人」の話をされていたので、改めてRRJは本当に「人」の会社なんだなと感じました。

そうですね。そこがないと絶対にダメです。 「何をやるか」じゃなくて「誰とやるか」ですね。

好きなことをちゃんと核にして、やりたいことを広げていく。それがすごく大事。
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