「誰とやるか」を大切に。 仲間と共に「RRJらしい」 会社であり続けること。

RRJグループ代表

橋満 克文

Interview

05

一緒に働きたい人

ここまでも「人」について一貫して伺ってきましたが、改めて、会長はどういう人と一緒に働いていきたいか。 RRJに長くいる人はどういう人か。 働く人について、所感を伺えればと思います。

みんな、すっかり忘れちゃっていると思うんですけど、まず経営理念がありますよね。 その後に「自主自立」という言葉を、僕はよく言う。さらに、行動規範が会社のホームページに書いてあって、そこをベースに物事を考えています。

「共存共栄」という言葉には、二つのエッセンスがあると思っていて。 「共にある」ことと「共に栄える」こと。「共にある」を僕は大事にしているんです。 「共に栄える」は、次の世代が頑張ってやってくれるかなと思いながら。まず「共にあるためにどういう基盤が必要か」を整備しないと、そこには行けない。 もちろん最低限の「栄える」はいけるんだけれど、もっと大きな発展、取引先も含めた未来がどうなるかは、まだ僕にも見えていないところがある。 だから、「共にありましょう」というのをまずベースにしています。

では、「自主自立」のほうは。

似た言葉が続くんですけど、僕の中ではそれぞれ意味が違います。

「自主」は、自分から物事に働きかけて動く姿勢。 「自立」は、自分で立っていられる姿勢。 これがまず大事だと思っていて。この二つを持っている人はなかなか少ないんですけど。

「自主的に動く」って、こんなことを言うのもなんですけど、僕は誰でもできると思っているんですよ。 そのうえで、スキルがある、仕事ができるという人は、自分で立っていられる。 自分で立っていられるからこそ余力が生まれて、その余力を人のために使える。 うちの仲間のために、スキルが足りていない人や新人、未経験の人の自立を手伝う。それがベストだよね、と思っています。

スキルそのものが、評価の一番の基準ではないんですね。

僕は、仕事のスキルだけで評価することはあんまりないんです。 全員が仕事ができるわけじゃないじゃないですか。「俺、すごい仕事できるんだぜ」と言っている人が、10年後にその通りかというと、そうじゃない。 若い頃にすごく仕事ができて、どんどん上がっていって、最後はリストラされていく、というのを会社員時代によく見てきました。

物事って、考えていることが必ず行動に出てくる。だから僕は、行動に現れたことを判断の基準にしています。 「自主的」は行動が伴っている。だけど、それだけでは評価しません。

そして「自律」。 今度は自分を律することです。「鼻が高くなった」という瞬間は、人間なら、たまにはある。 たまになら、いい。でも、それがずっと続く人がいる。そういう人に何が足りないかというと、自分を律することが足りていない。 「自分はできる」と思っているのは勝手だけれど、周囲に理解してもらうことはまた別問題ですよ、と。だから、そこを律しなさい、という話をします。

役員には、さらに「自省」を求めます。 それは、自分を顧みる、反省するということです。 地位が上がるということは、「偉い」「仕事ができる」というバッジがつくということ。 役職というバッジがついているんだから、必ず顧みなさい。 「自立」だけではなく、あなたにはポジションがあるんだから、勝手に周りからそう見られますよ、と。 権力・権限がどうしても発生するので、そこをちゃんと顧みて律しなさい、と言っています。

この評価基準を全部理解しなさい、とはみんなには言えない。 でも、一個でも「いいな」と思ってくれる人がいれば、一緒に仕事をする仲間として迎えられるんじゃないかな、というのがあります。

簡単な言葉で言えば「いいヤツ」と一緒に働きたいですね。

「いいヤツ(笑)」たしかにRRJには「いいヤツ」が多いような気がします。

結局そこなんです。 理屈としてはちゃんと語っておきたいんだけど、「こんなことを考えながら物事を見ていますよ」という基準とベースがあって。 だけど、結局、話していて違和感が出る瞬間というのは、必ずキャッチしています。 その違和感を心に留めながら、「大丈夫かな」と思って見ていると、改善していってくれる人もいれば、改善できない人もいる。 そのときに、ポンと「ダメよ」と猫パンチを繰り出すんですけど(笑)。 それを受け止めてくれる人は素直な人なので、もうそれでオッケー、という感じです。

RRJで働いていて、人に対して違和感を抱くことがあんまりないんです。自然とそういう人が集まってきている感じなんですか。それとも、会長が「いいヤツ」を見抜くのが上手いんですか?(笑)

コロナが始まる前までは、自信を持って見抜いてきた、と言ってもいいのかなと思います。 だけど、そのあとリモートワークが入って、見抜けないことが出てくるようになった。 これはうちも悪いし、僕も悪い、というか僕が悪いんですけど。

リモートワークが始まって、自分が相手のことを理解しようと思って動いても、それが相手には、ちょっと嫌なものとして受け取られてしまう瞬間がある。これは多分、僕に限らず全員が思っていると思う。

確かにちょっと話したいなと思っても、「時間をとらせてしまって、申し訳ないな」と感じてしまうことはありますね。

入社後に相手の人となりを知り、僕のことも理解してもらう機会が、だいぶ減ったなと。 そこは今、すごく反省しているんです。 でも、コロナ禍は悪いこともたくさんあったけど、いいこともたくさんあった。 いいところは手放したくないから、何が良くて、何がこれからの会社に合っているのかを見定めている最中です。

うちの会社のいいところを残しながら、時代が変わった分、ここに合わせていこうかな、と。 僕も悩んでいる最中なんですけど、ちょっとした答えは見つかっていて、それを今、行動に移している最中です。

簡単な言葉で言えば「いいヤツ」と一緒に働きたいですね。
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